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HDDが不調かなと思ったら素早くHDDのサルベージ(データ救済)が必要。HDDが完全に故障してしまってからでは手遅れになります。HDD故障の前兆やHDDサルベージの方法を紹介します。
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HDDが故障した可能性がある場合、まずやるべきことはHDDサルベージ(データ救済)です。つまり、大事なデータを他のHDDへ逃がすこと。

逆に、それ以外のことはやってはいけません。

故障が疑われるHDDへの書き込みなどもっての他ですが、HDDへのアクセス自体極力すべきではありません。

アクセスすればするほど、HDDの故障を早めてしまうからです。

HDDに不調を感じた時、「chkdsk」を実行する方もいると思いますが、絶対にやってはいけません。

余計取り返しの付かないことになる危険性があります。

繰り返しますが、HDDが故障した可能性がある場合まずやることはサルベージです。

HDDの故障の原因を調べたり、chkdskで不調の箇所を調べるのはその後、つまりHDDのサルベージが終了し完全にHDDが故障しても大丈夫な状態になってからです。

最初の段階でムダな時間を使ってしまうと、助け出せるデータも救出できなくなってしまいます。
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HDDが故障する場合、ある日突然逝ってしまう事もあるのですが、大抵は数日前から故障の前兆が現れます。

HDD故障の前兆として、もっとも多いのがファイルの読み書き中にCRC(巡回冗長検査)エラーが頻発すること。

CRCエラーは、HDDに保存したデータに何らかの異常が発生した場合に出ます。

CRCエラーが頻発し出したら、かなり高い確率でHDDは故障しかかっています。

あとは、HDDが異常な音を発生し出したり、HDDへの書き込み中に遅延書き込みエラーが出る場合にも要注意。

結論として、HDDに何かしらの違和感を感じることがあったら、すぐに大事なデータのバックアップを取る必要があります。

もちろん、RAIDを組んだり毎日の定期的なバックアップの方が重要なのは言うまでもありません。
HDDの不調を感じたら一刻も早くサルベージ(データ救出)する必要があります。

自分でHDDサルベージするには、HDDデータ救出用のソフトを使っても良いのですが、ここではWindowsの標準機能でHDDサルベージする方法を紹介します。

まず必要になるのが、故障したと思われるHDDと同じかそれ以上の容量のHDD。ここへHDDのデータを救出していきます。

もし、スリムPCやノートPCなどでHDDを増設するのが難しければ、外付け型のHDDを用意すると良いでしょう。

あとは、そのHDDへデータを移していくだけなのですが、普通のドラッグ&ドロップのようなコピー方法ではCRCエラーなどで失敗する場合があります。

途中でエラーが出ると、それ以降のデータコピーも止めてしまうので、これではかなり不便。

そこで、HDDサルベージにはエラーを無視してコピーする方法が必要になります。

やり方は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

xcopy /s /e /c /h c:\*.* d:\

ここでは、故障したと思われるHDDをCドライブ、サルベージ先のドライブをDドライブとしています。

このコマンドを実行すると、Cドライブ上のすべてのデータをDドライブにコピーしてくれます。

「/c」が、エラーを無視してコピーを続行するというオプション。その他のオプションの意味は、「xcopy /?」コマンドで確認してください。

このオプションを指定しても、CRCエラーなどでコピーが出来ないファイルもありますが、それ以降のコピーは続行してくれます。


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